「可愛いね」はなぜ効かない?|褒めすぎる男が雑魚フォルダに入る理由

「いい人だよね。でもちょっと考えたい」

マッチングアプリで知り合った子との、3回目のデートだった。

渋谷のイタリアンで向かい合って座って、ぼくはいつものように褒めまくっていた。「今日の服、すごくいいね」「髪型変えた?似合ってる」「ほんと可愛いよね」。自分では最高のデートをしているつもりだった。褒めれば女性は喜ぶ。ネットにも動画にもそう書いてあったし、ぼくもそう信じていた。

でも、彼女の反応はどんどん薄くなっていった。「ありがとう」の声がだんだん棒読みになっていく。目線がスマホに落ちる回数が増える。3回目のデートのはずなのに、なんか初対面のときより距離が遠い。

その日の帰り道、LINEで来たのは「タクミくんっていい人だよね。でもちょっと考えたい」だった。あの「考えたい」は、要するにNOだった。


褒めてるのに好かれない。これ、経験ある人結構多いんじゃないかと思う。

デートのたびに「可愛いね」「その服似合ってる」「笑顔が素敵」って言ってるのに、2回目に繋がらない。LINEの返信が遅くなる。フェードアウトされる。「褒め方が悪いのかな」「もっと上手に褒めればいいのかな」って考える。でもどれだけ言い回しを工夫しても、結果は変わらなかった。

本当の問題は、褒め方じゃなかった。褒めること自体が、ぼくの価値を下げていたんだ。

褒めれば喜ぶ、は9割の男が信じている嘘

「女性は褒められたら嬉しい」これ自体は間違ってない。でも「嬉しい」と「惹かれる」は、まったく別の感情だ。

ちょっと可愛い女の子は、1日に何回「可愛い」って言われてると思う? アプリを開けば毎日「可愛いですね」のメッセージ。職場でも友達からも言われる。合コンでも声をかけられる。

つまり、彼女たちにとって「褒められること」は日常であって、特別な体験じゃない

ぼくが一生懸命「可愛いね」って言っていたとき、彼女の頭の中では「あー、またこのパターンか」って処理されていた。金髪の人に「金髪だね」って言ってるのと同じだった。

もっと言うと、褒めることには隠れたメッセージがある。簡単に褒める男は、女性から見ると「この人は自分に自信がないから、言葉で機嫌を取ろうとしている」と映る。これは「ぼくにはあなたに好かれるだけの価値がないので、褒め言葉でなんとかポイントを稼がせてください」という、無意識の自己申告だ。

褒めることが、そのまま「低価値のシグナル」になっている。ぼくはずっと、好感度を上げようとして自分の価値を下げ続けていた。

「可愛いね」で雑魚フォルダに入る

女性の脳内にはフォルダがある。「友達フォルダ」「恋愛対象フォルダ」「その他大勢フォルダ」。そして「可愛いね」と言った瞬間、ぼくたちは十中八九、その他大勢フォルダに放り込まれる。

褒められ慣れた女性にとって、外見を褒めてくる男は「特別」じゃなくて「量産型」だからだ。大人の女性、特にある程度見た目が良い女性にとっては、外見を褒めてくる男=「他の男と同じことしかできない人」=「また下心で近づいてきた雑魚」。

キツいけど事実なんだよな。

厄介なのは、褒めすぎる男は「自分ではいいことをしてる」と思ってること。ぼくがまさにそうだった。「褒めてあげてるのに、なんで反応薄いんだろう」って本気で不思議だった。

ぼくが「褒めるのをやめた日」

転機は、ある飲み会だった。恋愛の話で年上の先輩にデートの様子を話した。「毎回褒めてるのに、なんか女性の反応が薄いんですよね」って。

「お前さ、褒めすぎなんだよ。逆効果だよ」

最初は「いや、褒めて嫌がる女いないでしょ」って思った。でも先輩は続けた。「褒めるってことは、お前がその子を上に置いてるってことなんだよ。可愛いねって言うたびに、お前は自分の価値を一個ずつ捨ててる。女の子はそれを無意識にわかってる」

半信半疑だった。でも何をやってもうまくいかなくて、藁にもすがりたかった。

次のデートで試しに褒めるのをやめてみた。「可愛いね」を封印。「似合ってるね」も言わない。外見について一切コメントしない。

最初は怖かった。「何も言わなかったら、つまらない男だと思われるんじゃないか」って。でも起きたことは真逆だった。

彼女のほうが、ぼくのことを気にし始めたんだ。「え、今日なんも言わないじゃん」って感じの目線。ちょっとソワソワしてる。いつも「可愛いね」って言ってた男が急に何も言わなくなったら、そりゃ気になる。「あれ、この人、ぼくに興味なくなったのかな」って。

それは「不安」じゃない。違和感だ。「この人、他の男と違う」という違和感。その違和感が、興味の始まりになる。


ここだけの話:褒めない=冷たいじゃない

ここからはブログだから書ける話。

「褒めるのをやめた直後」にやらかしたのが、無口で無愛想な男になってしまったことだった。

褒め言葉を封印したら、何を言えばいいのかわからなくなったんだ。結果、会話が減って、相手に「今日なんか元気ない?」って心配された。これじゃ本末転倒だ。

「褒めない」と「興味を見せない」は全然違う。褒めないけど、相手のことは全力で見る。褒めないけど、相手の話には全力で反応する。褒めないけど「この人、私のこと見てくれてるな」と感じさせる。

ぼくが見つけた代替手段は、「観察+ツッコミ」だった。「ネイル凝ってるね」じゃなくて「ネイル毎回変えてるじゃん、暇人だろ」くらいのノリ。軽い毒を混ぜる。これが効いた。

正直、この「観察+ツッコミ」だけでもデートの空気はけっこう変わる。でも、ぼくがnoteで書いてるのは、褒めの代わりに使う3つの武器(いじり・努力への言及・笑わせるセリフ)の使い分けのほう。どのタイミングでどれを出すか、の設計図。


褒めたいときは「結果」じゃなく「過程」を褒める

「絶対に褒めるな」じゃない。褒める場面はある。ただし、外見の結果じゃなくて過程を褒める

「肌がきれいだね」じゃなくて「普段からケアしてるんだろうね。自分を律してる感じが好きだよ」。外見の結果じゃなく、そこに至るまでの努力を言葉にする。これは効く。なぜなら、他の男が見ていない部分を見てる証明だからだ。

ただし注意点がある。これもやりすぎると「わかってくれる人」というポジションに入って、それはそれで友達フォルダ行きになる。過程を褒めるのはここぞというときの切り札であって、デフォルトにしない。

デフォルトは「褒めない」。切り札が「過程を褒める」。この使い分けだ。

練習台としてのアプリ

褒めないデートは、最初はぎこちない。ぼくも含み笑いが増えたり、変に距離を取ったりで失敗した。

でもこれは場数でしか身につかない。「褒めないけど冷たくない」の絶妙なバランスは、頭で考えても出てこない。30代から本気で練習するならマリッシュみたいな真剣度高めのアプリが戦いやすい。若い子狙いのアプリで消耗するより、話の通じる大人の女性と数を重ねるほうが、褒めないバランスの精度は早く上がる。

ぼくが婚活を本気で考えたときに最初に話を聞きに行ったのがパートナーエージェント。 担当のコンシェルジュが毎月お相手を紹介してくれて、自分で探す必要がない。 「アプリで疲れた」って人ほど、プロに任せる方が早い。

まとめ

「可愛いね」は、褒め言葉じゃない。自分の価値を削る発言だ。

褒めれば好かれる、は9割の男が信じてる嘘。褒められ慣れた女性にとって、外見を褒める男は「量産型」でしかない。

まずは次のデートで、褒め言葉を1回も言わずに2時間過ごしてみてほしい。最初はキツいけど、相手の反応が明らかに変わる。そこがスタート地点だ。


もっと深い話

今回書いた「褒めない→観察+ツッコミ」は、noteで展開してる「褒めの代わりの3つの武器」の入り口だ。

noteでは、いじりの具体フレーズ集(どこをいじるとOK/NGか)、努力への言及の切り札タイミング、女性を笑わせるセリフ20選、そして褒めない男が陥りがちな「冷たい男」回避の会話設計まで、踏み込んで書いてる。

「褒めてるのに刺さらない」から脱出したい男だけ、こっちも読んでみてほしい。

「可愛いね」と言った瞬間、ぼくは雑魚フォルダに入っていた


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