デート帰りの駅のホーム、スマホを見る。

「今日はありがとう!すごい楽しかった!」

相手からのLINE。笑顔の絵文字つき。
よし、と思った。会話も途切れなかったし、共通の趣味も見つかったし。2回目、いけるだろう。

翌日、「来週また会いたいんだけど」と送った。
既読、ついた。返事は来なかった。

1日待って、2日待って、「落ち着いたらでいいよ!」って追撃して、それっきり。
ぼくはこれを、何回も繰り返した。相手が変わってもパターンだけ同じだった。


問題は会話の「質」じゃなく「レイヤー」

ぼくはずっと「会話の質」を疑ってた。もっと面白い話をしなきゃ。もっと共通点を見つけなきゃ。

でも違った。
問題は会話のじゃなくて、レイヤーだった。

ぼくがやってたのは、友達を作る会話だった。デートで、恋人を作る会話をしていなかった。

「何か趣味ある?」「映画かなー」「えー、ぼくも!最近何観た?」……これ、冷静に振り返ると「友達と初めて飲みに行った日」と同じ会話なんだよな。共通点を見つけて盛り上がって、「今度一緒に行こうよ!」で終わる。男友達とやることと全く同じだった。

趣味の話で盛り上がれば盛り上がるほど、相手の頭の中でぼくは「友達フォルダ」にきれいに収まっていってた。


3つの魅力と、デートに必要なもの

人の魅力は、ざっくり3つに分けられる。

  1. 面白い・楽しませてくれる魅力(飲み会のムードメーカー)
  2. 友好的・誰とでも仲良くなれる魅力(一緒にいて安心する人)
  3. 男(女)として惹かれる魅力(色気・ドキドキ)

デートで必要なのは、圧倒的に3つ目。
でも趣味の話で盛り上がるのは、1つ目と2つ目をフル稼働してるだけで、3つ目がまるっと抜けてる。

「面白い男」を目指してる人ほど陥りやすい。相手を笑わせたい、楽しませたい、退屈させたくない。その気持ちは間違ってない。でもそっちに振り切ると、「今夜の盛り上げ役」にはなれても「また会いたい男」にはなれない。


「感情」を聞く質問にレイヤーを上げる

じゃあ3つ目を出すにはどうするか。

事実を聞く質問(「趣味は?」「仕事は?」「休日は何を?」)はレイヤー1。
感情を聞く質問に切り替えるとレイヤーが上がる。

人は話し方が9割 — 会話に自信がなかった頃、最初に手に取ったのがこの本。 「相手に9割しゃべらせる」っていう考え方が目からウロコだった。 モテるための会話入門としてはこれが一番わかりやすいと思う。

  • 「それ始めたとき、何きっかけだったの?」
  • 「その中で一番テンション上がった瞬間は?」
  • 「それ、どういうとこが好きなの?」

事実じゃなくて、感情の背景を聞く。相手が答えるとき、その人の内側が出る。内側が出た瞬間、会話は「友達の会話」から「その人を知る会話」に変わる。

会話本はいろいろあるけど、ぼくが一番実践に落とし込めたのは人は話し方が9割に書いてあった「相手の話に乗っかる技術」の章だった。『雑談の一流、二流、三流』でも『超雑談力』でも合うのでいい。共通してるのは、「質問するより、相手の言葉を掘り下げるほうが距離が縮む」ということ。


ここだけの話:ぼくが1つだけ変えた質問

ブログだから書ける話をひとつ。

ぼくが2回目のデートに進める確率を上げたのは、ある一つの質問をやめたことだった。

「何か趣味ある?」をやめた。

代わりに使うようになったのは、「最近、気分が上がったことある?」という質問。

「趣味」を聞くと、相手は「言える趣味(=社会的に見栄えのいいラベル)」を答える。旅行、映画、カフェ巡り。全員が同じことを言う。
でも「気分が上がったこと」を聞くと、相手は自分の感情が最近どこで動いたかを答えないといけなくなる。答えはバラバラで、しかもその人らしい。

「昨日コンビニのアイス新作がめちゃくちゃ美味しかった」でも「朝、猫が足元で丸まっててちょっと泣きそうになった」でもいい。
その答えに乗っかって掘り下げると、会話のレイヤーが一気に変わる。

これだけでもけっこう違う。でも、ぼくがデート全体で意識してる「レイヤーの上げ方」はもう何段階かあって、それは段階を順に踏まないとガチガチの尋問みたいになる。そこから先はnoteに書いた。


もっと深い話

さっき書いた「気分が上がったこと」の質問は、noteの入口部分。

noteのほうでは、デート開始→中盤→終盤でレイヤーをどう上げていくか、何分目でどこまで踏み込むか、「この質問はここで打つ」という地図を全部書いた。
「趣味で盛り上がって2回目がない」沼にハマってる人に、一番読んでほしい記事かもしれない。

「趣味の話で盛り上がった」のに2回目がない理由


まとめ

  • 盛り上がるのに2回目がない原因は、会話の質じゃなくレイヤー
  • 趣味の話は「友達の会話」で、いくら盛り上げても恋人候補にはならない
  • 事実より感情の背景を聞くと、会話のレイヤーが上がる
  • 「趣味ある?」をやめて「気分が上がったこと」に変えるだけでも変わる
  • 会話本は合うやつを1冊読めばいい(ぼくは『人は話し方が9割』)

デート中の会話を録音して聞き返すと「これ男友達との飲み会じゃん」ってなる人、けっこう多いと思う。そこに気づけたら、もう半分変わってる。

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています

もっと深い話はnoteで
このブログでは入門〜基本の話を中心に書いています。
「もう一歩踏み込んだ実体験」「デート中の細かい判断」「女性心理の深掘り」はnoteでまとめています。

▼ 読む → https://note.com/takumi_mote