褒めてるのに刺さらない男へ|褒め方の「順番」を変えるだけで反応が変わる

「写真より可愛い」が空振りした日

アプリで知り合った子と初デートしたときの話。

待ち合わせの駅で会って、最初に思ったのは「あ、写真より可愛いかも」だった。で、ぼくは素直にそれを伝えた。「雰囲気いいね、写真より可愛い」って。

返ってきたのは、「あ、ありがとうございます」。それだけ。そこから話が広がるわけでもなく、ちょっと気まずい沈黙が流れた。

でも当時のぼくは、「まだ褒め方が足りないんだ」と思ってた。だから2軒目のカフェでも「髪型似合ってるね」「ネイル可愛いね」と片っ端から言葉にした。相手は「ありがとう」と笑ってくれる。でもそれ以上の反応はない。

帰り際、丁寧に「今日はありがとうございました」と言って改札に消えた。2回目の提案は「ちょっと予定わからなくて」で流された。

問題は「褒め言葉の中身」じゃなかった

褒めてるのに距離が縮まらない。「可愛いね」「髪似合ってるね」「スタイルいいね」。どれも悪い言葉じゃない。むしろ好意を伝えてるんだから、良いことをしてるはずだ。

でも現実は、褒めれば褒めるほど相手の反応が薄くなっていく。

ぼくは褒め言葉のバリエーションを増やそうとYouTubeを見て、メモ帳にフレーズをストックしてた時期まであった。「外見+内面のセットで褒めるといい」とか。全部やった。でも結果は変わらなかった。

変わったのは、褒める前にやることを変えてからだった。

褒め言葉の中身を磨くのをやめて、褒めに至るまでの「順番」を設計し直した。やったのはそれだけ。でも相手の反応がまるで違うものになった。

なぜ同じ「いいね」が軽く聞こえるのか

問題は言葉じゃなかった。相手がその褒め言葉を受け取る準備ができていなかったということだ。

ちょっとアプリをやってる女性なら、「可愛いね」とか「雰囲気いいね」なんて月に何十回と言われてる。聞き飽きてるんだ。だから同じことを言っても、「あ、はいはい、お世辞ね」くらいの扱いになる。

褒め言葉が悪いんじゃなくて、その言葉がもう消費されすぎて価値がなくなってる

じゃあどうすればいいのか。答えは単純で、褒める前に「この人はちゃんと自分を見てくれてる」と相手に感じさせること。

褒め言葉が刺さるかどうかは、言葉の良し悪しじゃなくて受け取る側の心の準備で決まる。「ちゃんと見てくれてるかも」と思わせた後なら、同じ「いいね」でも全然違う重さになる。

ステップ1:褒める前に「質問」を投げる

ぼくが試して一番効果があったのは、褒めたい内容に関連する質問を先に投げるということだった。

たとえば相手の持ち物のセンスが良いと思ったとする。以前のぼくなら「そのバッグ可愛いね」とストレートに言ってた。でもこれだと「ありがとう」で終わる。

代わりにこうする。

♂:「なんか持ち物にこだわりある人?長く使ってるものとかある?」
♀:「うーん、このバッグはけっこう長く使ってるかも。気に入ってて」
♂:「へえ、どこで見つけたの?」
♀:「旅行先でたまたま見つけて、一目惚れして」
♂:「それ、めっちゃいいな。そういう出会い方で選ぶセンス、好きだわ」

最後の一言は「そのバッグ可愛いね」と同じことを言ってる。でも受け取る側の感覚はまったく違う。

なぜか。質問を先に投げることで、相手は自分の話をしてくれている。自分のこだわりや背景を語っている。その上で褒められると、表面だけじゃなく背景まで見てくれた上で褒めてくれたと感じる。

ぼくがこれに気づいたのは、ある失敗がきっかけだった。デートで相手のネイルを褒めたら「あ、ありがとう」で終わった。でもその後、別の話題で「休日何してるの?」って聞いたら、実はネイルが趣味で自分でやってるという話が出てきた。「えっ、自分で?それ器用すぎない?」って言ったら、めちゃくちゃ嬉しそうに話し始めた。

同じネイルの話題なのに、最初に褒めたときと全然反応が違った。

ステップ2:短所を「長所」に変換する

質問で相手の話を引き出したら、次のステップ。相手が「自分の短所」だと思っていることを、視点を変えて長所として褒める。これをリフレーミング褒めと呼んでる。

♂:「自分の性格で、ここが短所だなって思うとこある?」
♀:「うーん……人見知りなとこかな。初対面だと全然しゃべれなくて」
♂:「でもそれってさ、誰でもいいわけじゃなくて、ちゃんと相手を選んでるってことだよね。ぼくはそれ長所だと思うけどな」

これをやったとき、相手の表情が明らかに変わった。「そんなふうに言ってもらったの初めてかも」って言われた。

「可愛いね」は他の男も言ってる。でも「その短所、実は長所だよ」は、ほぼ誰も言ってくれない。だから刺さる。

コツは、相手の短所の「裏側」にある動機や性質を言語化してあげること。「人見知り」の裏には「慎重さ」がある。「心配性」の裏には「先読み力」がある。その裏側を言葉にして返すだけでいい。

ただし、いきなりやっても効果は薄い。まず質問で相手に語らせる → その上でリフレーミングする。この順番を守ること。

ステップ3:褒めた後に「前向き同盟」を結ぶ

もう一つ、ぼくが意識してやるようになったことがある。褒めで終わらせないこと。

褒めた後に自分たちの共通点として括る

♂:「飽きっぽいって言ってたけど、好奇心が強いんだと思うよ。ぼくも結構そのタイプで、気になったらすぐ手を出しちゃうし」
♀:「あ、そうなんだ(笑)似てるかも」
♂:「じゃあお互い好奇心旺盛同盟ってことで。今度なんか面白いこと見つけたら教えて」

こうすると、「この人と自分は似ている」という認識が相手の中に生まれる。そして「同盟」で括ることで、次のデートに繋がる伏線ができる。

ぼくがこれを覚えてから、2回目のデートに繋がる確率が明らかに上がった。1回目のデートの中で「次に繋がる共通の話題」がすでに作れているから。

ちなみに、こういう褒め方の練習をぼくが積んだのはアプリでの出会いだった。マリッシュは真剣に出会いを探してる人が多いから、誠実に褒めたときの反応がちゃんと返ってくる。練習の場としても、本気の出会いとしても使えた。


ここだけの話:ぼくがリフレーミング褒めを初めて使った夜

ここからはブログだから書ける話。

リフレーミング褒めを最初に試したのは、実はデートじゃなくて、会社の飲み会だった。

後輩の女性が「私、優柔不断で嫌になる」って言ったときに、「それ、相手の気持ちを考えすぎちゃうからだよね。優しい人に多いと思う」って返してみた。

正直、言った後で「変に思われたかな」って心配した。でも後日、その子から「あのとき言ってもらったこと、すごく嬉しかった」ってLINEが来た。

恋愛の場じゃなくても効くんだなって、そこで確信した。この技術の本質は「人は自分のコンプレックスを肯定してくれる人を特別に感じる」ってこと。

noteではこういう褒め方の「なぜ効くのか」の部分をもっと深く書いてる。


もっと深い話

さっき書いたリフレーミング褒め、あれはぼくがnoteで書いてる内容のほんの一部。

noteでは「褒め方の順番」の背景にある心理メカニズムや、デートの流れの中でどのタイミングでどのステップを使うか、もっと具体的に書いてる。

褒め方を根本から変えたいなら、こっちも読んでみてほしい。

がんばって褒めてるのに引かれていた。褒め方の順番を変えた話


まとめ

ぼくが褒め方で悩んでた時期、やってたのは「褒め言葉の中身を磨くこと」だった。全部、間違ってた。

大事だったのは、褒めに至るまでの順番。

  1. まず質問を投げて、相手に語らせる
  2. 語ってくれた内容の「裏側」を、視点を変えて褒める
  3. 褒めた後に、共通点として二人を括る

この順番を守るだけで、「ありがとう」で終わってた褒め言葉が、相手の表情を変える一言に変わった。

次のデートで全部やろうとしなくていい。まずは1つだけ。褒めたいと思ったとき、その前に1つ質問を挟む。たったこれだけで、同じ言葉の届き方が変わるのを実感できると思う。


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