褒めてるのに引かれる男の原因|同じ言葉が「キモい」と「嬉しい」に分かれる理由

職場の飲み会で、ぼくがちょっと気になってた子に「今日の服、いい感じだね」と言ったら、あからさまに顔を引きつらせた。なのに、その5分後、別の男が同じ子に「なんかいい雰囲気だね」と言ったら、めちゃくちゃ嬉しそうに笑ってた。

ほぼ同じこと言ってるのに。

帰り道、ずっと考えてた。何が違うんだ。顔か。身長か。いや、そいつだって別にモデルみたいなイケメンじゃない。それなのに、結果がまるで違う。ぼくが言うと「キモい」になって、あいつが言うと「嬉しい」になる。

テクニック本に書いてある通りにやってるのに空回りする。褒めてるのに引かれる。気遣ってるのに「重い」って言われる。全部ちゃんとやってるはずなのに結果だけがついてこない。

ぼくもずっとそれが謎だった。でもあるとき気づいた。テクニックを増やしても意味がない理由。そして、同じ行動なのに結果が分かれる分岐点の正体。


分岐点1: 見えない「信頼残高」という口座

人間関係には、目に見えない「信頼の口座」がある。ぼくはこれを「信頼残高」と呼んでいる。

職場で毎日顔を合わせて、挨拶して、たまに雑談して、その中で「この人は安全だ」という感覚が少しずつ積み上がっていく。これが信頼残高の積み立て。

この残高がある状態で褒めると「嬉しい」になる。残高がゼロの状態で褒めると「怖い」になる。

考えてみれば当たり前だけど、ぼくはこの当たり前をずっと無視してた。マッチングアプリで知り合った子との初回デートで、会って5分でめちゃくちゃ褒めてたことがある。テクニック本にも「褒めろ」と書いてあったから。でも相手の反応は微妙だった。

あれは完全に、残高ゼロの口座から引き出しをしようとしてたんだ。ぼくの中では「褒め言葉をプレゼントしている」つもりだったけど、相手からすると「知らない人が急にすり寄ってきた」だけだった。

逆に、残高がたっぷりある相手なら、多少雑に褒めても、ちょっと踏み込んだ冗談を言っても、ちゃんと「嬉しい」として届く。

ここで勘違いしやすいのが、信頼残高は「格上認識」とセットだということ。女性は無意識のうちに相手を「格上」か「格下」かに分類しているという話がある。格上認識がある相手からの行動は好意的に受け取られやすい。格下認識がある相手からの同じ行動は真逆の感情を引き起こす。


分岐点2: そのテクニック、焦りで出してない?

格上認識を一番手っ取り早く壊すものがある。焦りだ。

ぼくが空回りしていた時期を振り返ると、全部に共通していたのは「焦りのエネルギー」だった。好かれたい、嫌われたくない、この子を逃したくない。その焦りがぼくの行動のすべてに染み込んでいた。

たとえば、会話の後に「へへっ」って笑う癖。ある日通話を録音して聞き返したら、何を言っても最後に小さい笑いを入れてた。これは面白くて笑ってるんじゃない。「滑ってないかな?」「嫌われてないかな?」という不安の保険だった。

LINEでもそうだった。デートの日程を決めるのに5往復も6往復もやり取りしてた。1通で済む話を引き伸ばしてた。「会話が続いてる感」を出したかったんだ。これも焦り。

面白いのは、これらの行動をモテてるやつがやっても「キモい」にならないということ。なぜか。余裕があるからだ。

余裕のある男が会話の後に笑うと「楽しんでる」に見える。余裕のない男が同じように笑うと「ご機嫌取りしてる」に見える。同じ行動。同じ言葉。でも「どんなエネルギーで出しているか」が違うだけで、結果がまるで変わる。


テクニック中毒から抜け出した日

正直に言うと、ぼくはある時期テクニック中毒だった。YouTubeでモテ系の動画を片っ端から見て、デートのたびに「今日はこのテクニックを使おう」と考えてた。

でもテクニックを増やせば増やすほど、なぜか結果は悪くなった。テクニックを「使おう」とする意識自体が焦りを生んでいたからだ。頭の中がToDoリストになって、目の前の相手を見る余裕がなくなっていた。

転機は、自分の通話を録音して聞き返したときだった。自分では「余裕のある男」のつもりだったのに、録音から聞こえてくるのは、語尾に笑いをつけて、テンションが急に上がったり下がったりして、相手の反応を伺いながらビクビク喋っている男の声だった。

「これ、ぼくか……?」

自分の声を客観的に聞いて初めて気づいた。ぼくの問題は「何を言うか」じゃなくて「どう言っているか」だった。


ここだけの話: ぼくが実際にやった「出力の調整」

ここからはブログだから書ける話。

テクニックを100個覚えるより、今持っている5個のテクニックの「出力」を変えたほうが結果は早く出る。ぼくが具体的にやったことをいくつか書く。

褒めるなら「一点集中」で。 昔は「雰囲気いいね」「可愛い」と褒め言葉を乱射してた。今は1回だけ、具体的に。「今笑った感じ、すごくいい」。これだけ。ポイントは「ぼくの主観」と「今この瞬間」を掛け合わせること。

LINEは予定調整と会話を分ける。 「来週の土曜、19時に新宿でご飯行かない?」と1通で終わらせる。感情の共有はラリーで楽しむ。タスクと会話を混ぜない。

正直、これだけでもけっこう変わると思う。でもぼくが本当に大事だと思ってるのは、この「出力調整」の裏にある構造のほう。そっちはnoteでかなり深く書いてるから、気になったら読んでみてほしい。


空回りを止めるために、まずやること

「じゃあ余裕を持てばいいんだろ?」って思うかもしれない。でも「余裕を持て」で余裕が持てたら誰も苦労しない。

ぼくが一番効果を感じたのは、自分の会話を録音して聞き返すこと。友達との通話でもいい。最初は自分の声を聞くのがめちゃくちゃ苦痛だ。でも凹むということは「気づけた」ということ。気づけた時点でもう変わり始めてる。

もう一つ。反応を求めない練習をする。 褒めたら喜んでほしい、話したらウケてほしい。でも反応を求めている時点で、ぼくの行動は「相手のための行動」じゃなくて「自分の不安を解消するための行動」になっている。それが透けるからキモくなる。

何かを言ったあとに相手の顔色を伺わない。ただ自分が思ったことを言って、そのまま次に進む。最初は怖いけど、慣れてくると「反応を確認しない自分」が逆に余裕として伝わることに気づく。

出会いの場数を増やすことも焦りを減らすのに効く。1人の相手に全てを賭けなくてよくなるからだ。ぼくが使ってみて良かったのはマリッシュ。真剣度の高いユーザーが多くて、変にウケを狙わなくても自然体で向き合える。焦りを抜く練習の場としてちょうどよかった。


もっと深い話

さっき書いた「出力の調整」、あれはぼくがnoteで書いてる内容のほんの一部。

noteでは「信頼残高の貯め方」「格上認識の作り方」「焦りのエネルギーを抜く具体的なステップ」まで、かなり踏み込んで書いてる。

テクニックの数を増やすんじゃなくて、今持ってるテクニックの出力を変えたいなら、こっちも読んでみてほしい。

-> ぼくの褒め言葉が「キモい」になり、あいつの褒め言葉が「嬉しい」になる理由


まとめ: テクニックじゃなくて「エネルギー」を変えろ

「キモい」と「かっこいい」を分けているのは、行動の内容じゃない。その行動に乗っかっているエネルギーが「焦り」なのか「余裕」なのか。それだけの違いだ。

そしてもう一つ。信頼残高がゼロの状態で何をやっても無駄だということ。テクニックを使うにも「下地」がいる。

ぼくが変われたのは、テクニックを増やしたからじゃない。自分の行動に染みついていた「焦り」に気づいて、それを少しずつ抜いていったからだ。

もし今、「何をやっても空回りする」と感じているなら、テクニックを増やす前に一回立ち止まって、自分の「エネルギー」を見てみてほしい。たぶん、答えはそこにある。


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