アプリを始めて3ヶ月が経った頃、ぼくはスマホのメッセージ送信履歴をスクロールしていた。

週に3人くらいはマッチする。写真も何度も撮り直したし、プロフィールの自己紹介文だって5回は書き直した。でも、最初の1通を送った後に返ってくるメッセージは、ほとんどなかった。

200人にメッセージを送って、返信が来たのは15人。そのうち、実際に会えたのは3人。これがぼくのアプリ3ヶ月間の成績表だった。

ある夜、返信が来たメッセージと来なかったメッセージを全部並べて見比べてみた。そしたら、ある共通点に気づいた。

返信が来なかったメッセージは、全部「面白いことを言おう」としていた。
返信が来たメッセージは、全部「普通」だった。
でも、その「普通」には構造があった。


「面白いメッセージ」を送ろうとしていた頃のぼく

マッチングアプリで最初のメッセージを送るとき、ぼくがずっとやっていたのは「いかに他の男と違うことを言うか」だった。

相手のプロフィールを穴が開くほど読んで、気の利いたことを絞り出していた。一通送るのに15分くらいかけてた。

「プロフィール写真の背景、沖縄ですか? ぼくも去年行って、海の青さに感動しました(笑)」

返信はほとんど来なかった。来ても「そうなんですね!」の一言で終わるか、1往復で会話が途切れるか。

今ならわかる。面白いことを言おうとすればするほど、逆効果になっていた。 なぜなら、「面白いことを言おう」としているメッセージには致命的な共通点があるからだ。

それは、頑張ってる感が滲んでいること。

女性は毎日、ウケを狙ったメッセージを何通も受け取っている。そういうメッセージを読んだ女性が感じるのは「面白い」じゃない。「この人、私に気に入られようと必死だな」だ。

メッセージの役割は「面白い会話をすること」じゃない。「この人と会ってみたい」と思わせることだ。


女性が最初のメッセージで見ている2つの基準

じゃあ、女性は最初のメッセージで何を見ているのか。

マッチングアプリで人気のある女性には、1日に数十通のメッセージが届く。ほとんどは流し見。最初の数行で「返すか、スルーするか」を判断している。

その判断基準は、大きく分けて2つだった。

1つ目は情報量。 「はじめまして!よろしくお願いします」には情報量がゼロだ。返信する理由がない。逆に「プロフィールの料理の写真見ました。ぼくも自炊するんですけど、最近パスタにハマってて」には情報量がある。返信の取っ掛かりが複数ある。

ポイントは、相手に「何を返せばいいか」がわかるメッセージかどうか。面白さより、返信のしやすさ。

2つ目は温度感。 「この人と会ったときに安心できそうかどうか」の空気感。テンションが高すぎると会ったとき疲れそう。低すぎると会話が続かなそう。丁寧だけど堅すぎない、初対面の知り合いに話しかけるくらいのトーンが正解だった。


返信が来た「型」は4つの要素でできていた

ぼくが過去のやり取りを分析して見つけた型は、4つの要素で構成されていた。

要素1: 挨拶(1行) — 「はじめまして!」でいい。凝る必要なし。

要素2: プロフィールの具体的な1点に触れる(1〜2行) — 自分が本当に気になった具体的なポイントを1つだけ。「旅行好きなんですね」はダメ。「3枚目の写真のパスタ、めちゃくちゃ美味しそうですね」くらいピンポイントで。

要素3: 自分の情報を一言添える(1〜2行) — 「ぼくも自炊してて、最近ペペロンチーノにハマってます」。これがないと質問か感想だけになって、返信の取っ掛かりがなくなる。

要素4: 軽い質問で締める(1行) — 「おすすめの自炊メニューあったりしますか?」。答えやすさが最優先。

4つを合わせるとこうなる。

はじめまして! 3枚目の写真のパスタ、めちゃくちゃ美味しそうですね。ぼくも自炊してて、最近ペペロンチーノにハマってます。おすすめの自炊メニューあったりしますか?

「面白い」メッセージではない。でも、情報量がある。温度感もちょうどいい。相手が何を返せばいいかが明確。

アプリはPairs、with、タップルでも合えば正解で、メッセージの型は同じように効く。ぼくは30代で真剣に会いたい層が多いマリッシュに落ち着いた。若さで競う空気じゃないから、文章で勝負したい人にはハマりやすい。

ぼくが婚活を本気で考えたときに最初に話を聞きに行ったのがパートナーエージェント。 担当のコンシェルジュが毎月お相手を紹介してくれて、自分で探す必要がない。 「アプリで疲れた」って人ほど、プロに任せる方が早い。

もう一つ正直に言うと、返信率は「写真」でも2倍以上変わる。自撮りが決まらなかった時期に頼ったのがPhotojoy。プロが「アプリでウケる構図」を知ってるから、自分で撮るより圧倒的に効率がいい。女性目線の撮影ならマッチングフォトみたいな選択肢もある。いいねが増えなければ全額返金の保証付きだったから試しやすかった。


2通目以降の「尋問メッセージ」を避ける方法

型を覚えても、2通目以降で多くの男性が陥る罠がある。質問攻めだ。

「趣味は何ですか?」「どこ住みですか?」「お仕事は何されてますか?」と矢継ぎ早に質問してしまう。女性からすると尋問なんだよな。

答えは 自分の情報を先に出してから質問すること。

「ぼくは普段、営業の仕事してるんですけど、金曜の夜だけは自分にご褒美で外食するって決めてて。仕事の後って何かルーティンとかありますか?」

自分の情報を先に出してから質問するだけで、質問が「尋問」ではなく「会話の流れ」になる。

人は話し方が9割 — 会話に自信がなかった頃、最初に手に取ったのがこの本。 「相手に9割しゃべらせる」っていう考え方が目からウロコだった。 モテるための会話入門としてはこれが一番わかりやすいと思う。


ここだけの話:ぼくが実際にやった「3日ルール」

ここからはブログだから書ける話。

メッセージのやり取りが続いたら、ぼくは「3日ルール」を実践している。マッチしてから3日以内にデートの約束ができなかったら、一度引く。

メッセージが3日以上続くと、相手の中で「メッセージ友達」に分類される。やり取りが長くなるほど、わざわざ会いに行く動機が弱くなるんだよな。

予定を決めるときも、1通に必要な情報を全部入れる。

「話してて楽しいので、よかったら今度ご飯行きませんか? 来週の土曜か日曜あたりで、渋谷か恵比寿あたりだと嬉しいんですけど、都合いい日ありますか?」

正直、これだけでもけっこう変わると思う。
でも、ぼくが本当に大事だと思ってるのはこの予定調整の技術じゃなくて、メッセージ全体の「設計思想」のほう。

そっちはnoteでかなり深く書いてるから、気になったら読んでみてほしい。


もっと深い話

さっき書いた「3日ルール」と「予定調整の型」、あれはぼくがnoteで書いてる内容のほんの一部。

noteではプロフィール別のメッセージ実例5パターン、「わかります」連発がなぜ逆効果か、相手の返信が1行だけのときの広げ方、デート前日の温度感メッセージまで、かなり踏み込んで書いてる。

表面的なテクニックだけじゃなくて、その裏にある考え方ごと身につけたいなら、こっちも読んでみてほしい。

マッチングアプリの「最初のメッセージ」で、ぼくが9割返信をもらえるようになった型


まとめ

マッチングアプリの最初のメッセージで大事なのは「面白いことを言うこと」じゃなかった。「情報量」と「温度感」。この2つが揃っているメッセージだけが、返信をもらえていた。

型を覚えてからのぼくは、1通目のメッセージを30秒で書けるようになった。「面白いことを言わなきゃ」というプレッシャーがなくなった瞬間、メッセージを送ること自体がストレスじゃなくなった。

今日マッチしてる相手がいるなら、今すぐ試してみてほしい。挨拶して、相手のプロフィールの1点に触れて、自分の話を少し添えて、軽い質問で締める。たぶん、今まで悩んでいた時間が嘘みたいに、メッセージが書けるようになるから。

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