優しいのにモテない3つの原因|「聞き上手」を勘違いしてた男の話
「タクミって、優しいよね」
このセリフを言われるたびに、ちょっと微妙な気持ちになる時期があった。
嬉しいっちゃ嬉しい。でも、その「優しい」の後に続く言葉は、大体こうだ。「だから、いい友達でいたい」「だから、誰か紹介したい」。つまり、恋愛対象としては見られていない。
20代後半、ぼくはずっとこの位置にいた。デート中は相手の話をうんうん聞いて、意見を押し付けず、嫌な思いをさせないように気をつけてた。自分では「女性にとってラクな男」になってるつもりだった。
でも結果は、いつも2〜3回デートして自然消滅。「楽しかった」と言ってくれるのに、2回目のあと返信が遅くなって消える。何がダメなのかわからなかった。
今ならわかる。ぼくは優しくなかった。「優しい風」をやってただけだった。
「ただ聞いてるだけ」は優しさじゃなく思考停止
一番最初に向き合うべきだったのは、聞き方の問題だった。
ぼくは相手の話を遮らず、否定せず、「うんうん」「そうなんだ」「わかる」でひたすら聞いてた。自分では傾聴のつもりだった。でも相手からすると、こう見えてた可能性が高い。
- 何も考えずにうなずいてる
- 反応が全部同じで薄い
- 自分の意見がない
ある子にはっきり言われたことがある。「タクミって、何考えてるかわからない」。これ、聞き上手どころか存在感ゼロの烙印だった。
本物の聞き上手は、ただうなずいてるわけじゃない。
- 話の中で気になったところを1つ、掘り下げる
- 相手の感情に名前を付ける(「それ、けっこう悔しかったでしょ」)
- 自分の感想を短く返す(「なるほど、ぼくはそれ初めて聞いたな」)
この3つがあって初めて「聞いてもらえた」と感じる。黙ってうなずくだけは、優しさではなく思考停止だ。
「大丈夫?」じゃなくて「大丈夫、俺がやる」——言い切り型の優しさ
ぼくがずっと間違えてた優しさが、もう一つある。「相手に決めさせる」ことを優しさだと思い込んでた。
- 「何食べたい?」
- 「どこ行きたい?」
- 「何時なら都合いい?」
全部、丁寧に聞いてた。自分としては相手を尊重してるつもりだった。
でもこれ、女性視点だと全部こっちに投げ返してる状態なんだよな。仕事で疲れて会いに来たのに、また選択肢を突きつけられる。決めるエネルギーを使わされる。それは優しさじゃなく、負担だ。
変えたのはシンプルで、先に提案する形にした。
- NG:「何食べたい?」
- OK:「今日はイタリアンの気分なんだけど、どう?嫌だったら他にしよ」
「決めてから、最後に聞く」。これだけで、相手はラクに判断できる。提案しつつ拒否権も残してるから、リード感も出る。
「大丈夫?」も同じ。重い荷物を持ってる相手に「持とうか?」じゃなくて「持つよ」と言う。雨が降ってきたら「傘どうする?」じゃなくて「こっち入って」と言う。
言い切る優しさが、相手の脳の疲労を減らす。これがぼくに足りなかった優しさの形だった。
ここだけの話:「ごめんね」を「ありがとう」に置き換えただけで距離が縮まった
ここからはブログだから書ける話。
優しい男が連発しがちな言葉に「ごめんね」がある。
- LINEの返信が遅れた→「返事遅くなってごめんね」
- 店選びを任せられた→「全然センスなくてごめんね」
- 相手が話しすぎた→「ぼくばっかり聞いちゃってごめんね」
全部、優しそうに見えて、相手にフォローを強要してるんだ。「ごめんね」と言われた側は、「ううん、大丈夫だよ」って返すしかない。ケアするのが相手側に回ってる。
ぼくがやめたのはシンプルで、「ごめんね」を「ありがとう」に置き換えた。
- 「返事遅くなってごめんね」→「待ってくれてありがとう」
- 「センスなくてごめんね」→「任せてくれてありがとう、ここ良いところだから気に入ってくれたら嬉しい」
同じ状況でも、受け取る側の感情が180度違う。「ありがとう」は相手を肯定する言葉で、「ごめんね」は自分が楽になるための言葉だった。
正直、この置き換えだけでデート中の空気が明らかに軽くなった。「優しさ」って相手を重くしないことでもあるんだなと、このとき初めて気づいた。
裏にある「自分の意見を持つこと」と「聞き方」の組み合わせは、noteで全部書いた。
イエスマンをやめる——自分の意見を持つことも優しさ
もう一つ、遅れて気づいた優しさの形がある。
それは自分の意見を持つことだった。
以前のぼくは、相手の意見に全部「確かに、そうだよね」で返してた。嫌な思いをさせたくないから。でも、これを続けると、女性から見たぼくは「何を考えてるかわからない中身のない男」になる。
安心して寄りかかれるのは、自分の軸を持ってる男のほうだ。たまにフラットに「ぼくはこっちのほうが好きかな」と言える男。相手の意見と自分の意見を区別できる男。それが結果的に、相手を安心させる「優しさ」になる。
相手に合わせ続けるのは、優しさじゃなくて恐怖の裏返しだった。嫌われたくないから同意してた。でも女性はそれを見抜く。
優しい男のまま、ちゃんとモテるために
優しさの総量を増やすんじゃなくて、向きを変える。これがぼくの結論だ。
- 聞くだけ→掘り下げて返す
- 委ねる→提案してから拒否権を渡す
- ごめんね→ありがとう
- 同意する→自分の意見も短く返す
全部、同じ「優しい男」の土台の上でできる。別人にならなくていい。
この変化を試すには、とにかく場数が要る。知識で理解しても、実戦で自然に出るようになるには反復が必要だ。
アプリは Pairs、with、タップル、どれでも合えば正解。ぼくが30代で真剣に探しつつ練習量を稼ぎたかった時期に合ってたのは、30代以上の割合が多くて「真剣に探してる感」が強めなマリッシュだった。気楽に会話の練習もできるし、本命候補も見つかる。
ぼくが婚活を本気で考えたときに最初に話を聞きに行ったのがパートナーエージェント。 担当のコンシェルジュが毎月お相手を紹介してくれて、自分で探す必要がない。 「アプリで疲れた」って人ほど、プロに任せる方が早い。
もっと深い話
この記事で書いた「聞き方」と「言い切り型の優しさ」、noteではもっと具体的に書いた。
- 「どこ行きたい?」を卒業するデート設計
- 「また連絡するね」を使わない男の距離感
- 「聞き方」に優しさの質が出る——4つの質問テンプレ
人は話し方が9割 — 会話に自信がなかった頃、最初に手に取ったのがこの本。 「相手に9割しゃべらせる」っていう考え方が目からウロコだった。 モテるための会話入門としてはこれが一番わかりやすいと思う。
このあたりを、ぼくが実際にやった失敗とセットで全部書いた。優しい男のまま結果を出したいなら、こっちも読んでみてほしい。
→ 「ただ聞いてればいい」は嘘だった——女性が本当に喜ぶ「優しさ」の形
まとめ
「優しいのにモテない」男は、優しさが足りないんじゃなくて、優しさの向きが間違ってた。
- 聞くだけの優しさは、存在感をゼロにする
- 委ねる優しさは、相手を疲れさせる
- ごめんねの優しさは、相手にフォローを強要する
向きを変えるだけで、同じ人間のまま「頼れる優しい男」に切り替わる。性格を変える必要はない。やめることと足すことを、1つずつ入れ替えていくだけだった。
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